2007年08月30日

ウインズ平阪の夢!



  僕達が若い頃湘南のサザンオールスターズの歌を聴き湘南や江ノ島に興味を持ち憧れ、
北海道の松山千春さんの歌を聴き北海道に憧れたように、
 今の若者はBEGINなど沖縄を歌う多数のミュージシャンの影響で沖縄に憧れを持つ人も多いように思います。
 和歌山にも地元からポップスアーティストが育てばきっと若者が和歌山に誇りを持ち、
県外に行っても故郷をアピールしてくれるのではないかと考えています。
 そんな夢を持ってデビューから21年和歌山を離れず活動してきたウインズですが、
力不足で夢を実現できないまま48歳になってしまいました。
 今はこんな僕達を見て、夢を引き継いでくれるミュージシャンが育ってくれる事を願いつつ活動を続けています。

 確かに企業誘致や大学誘致、道路整備も必要でしょうが、
地元和歌山に誇りを持っていない若者達は、和歌山の企業や大学を選ばずに他府県に出てしまうような気がします。
 道路も便利になればなるほど、週末には沢山の人が京阪神に出ていってしまい、地元のお祭りやイベントが荒んで行くように思います。
 ハード面の充実のまえに、若者が故郷に誇りを持つ和歌山にできないかなぁ~?といつも考えてきました。
 他府県で流行ったものを取り入れるのではなく、人材も含め地元を見つめなおし、
オリジナルを育てていける和歌山県になればきっと和歌山の将来は明るいはず!

 この48年間、地元同士がいがみ合い、たたき合い、逆に他府県のものに憧れる和歌山の県民性をいやと言うほど見てきました。
 これは自分達で、自分達の首をしめてるような悲しい現実です。

 いいものも他府県に出ないと認められないのが現状ですから、日本で唯一県名に「歌」の字が入ってる和歌山なのに、音楽の世界でも才能ある若者が毎年どんどん県外に流出しています。
 家族ですら、夢を手にするなら他府県に出て行くことを進めるのが現状です。
 昔から優秀な人材が多い和歌山県ですから県外に出てから開花する方は多いのですが、応援して貰っていない、地元に思い入れは薄く、
その上、県内の若者も「県外に出ないと成功できない」と思ってしまう訳ですから、若者の流出に歯止めがかかりません。
 以前の巨人軍のように高いお金で他球団の4番バッターを使うのではなく、
広島球団のように無名の選手を育てらてる和歌山県になって、地元での成功例を作っていゆければいいのになぁ~と思っています。

 しかし、そんな中、ジャンルは違えど、和歌山県に住みながら地元のオリジナルを生かして頑張ってる「和歌山弁落語」の桂枝曾丸くん、
「和歌山弁」の本を書いてるマエオカテツヤさん、そして紀州レンジャーさんなどにはエールを送りたい平阪です。

 僕達の子孫のためにも、地元の才能ある若者を地元で育て応援できる和歌山県に、
また他府県の若者でさえ「和歌山に行けば何かできる」と思ってもらえる和歌山県になる事を心から願う平阪です。
 温暖な気候に肥えた土地、美しい山、海、川、そして優秀なな人材、立地条件的にも和歌山県は関西の湘南なんですから、
それができれば鬼に金棒だと思います。
 そして関東の湘南のように、いつか京阪神の若者が和歌山ナンバーに憧れを持つ時代がやって来る事を信じてます。

自分達で自分達を見下げる事で損してきた和歌山県ですが、中身の和歌山県は世界一カッコいいのです。
 以上、平阪のたわいのない夢でしたぁ~!  

Posted by ウインズ平阪 at 15:00Comments(1)ウインズ平阪